決心 | 起業・独立・転職を考えているベンチャー野郎達

決心

[決心] 2004年10月17日AM10:00 久々の快晴 

今、実は遅い夏休みをとっており、今日が休みの最後の日。。。
今年の夏休みは、特にどこにも行かずに、毎日飲んだくれてしまったなー

明日、大阪への転勤の意思表示をしなければいけないのだが、そろそろ起業しようと思っていた僕には、大阪への転勤は全くない選択だなーと思い、色々と僕の周りの環境変化を考えると、起業するタイミングが整いつつあるんでは?!と・・・

どんなタイミングかっていうと、恥ずかしながら34歳で独身しかも7月に7年ぐらい付き合っていた彼女との別れ、予定していた金額にはほど遠いが、預金がある程度まとまった金額になったこと、来年4月に35歳になること、ビジネスチャンスが増えてきたこと、前述したように大阪転勤により、退職する良いタイミングが作れたこと、などなどのタイミングが重なったことにより、僕としては、「いよいよ、起業すべきタイミングがきたなー!」と。。。

今までの事を色々と反省しながら、振り返ってみたんだけど、やっぱり大きな転換点としては、26歳の時に転職したベンチャー企業での5年間の経験かな・・・今でも不思議なんだけど、その当時、離職中でしかもお金もない僕は、日々生きていく為に、日払いのバイトをしながら、それとなく転職活動をしていたんだけど、それはそれは、毎日が不安だった。これから僕はどうなるんだろうってね。。

今では、転職情報などはWebが中心になっているが、その当時は紙媒体が中心で、僕はもっぱら、ビーイング読者だった。特に業界などの希望などはなく、とにかく頑張ったら稼げる会社があればいいなーというような感じで、会社探しをしていたな。。なかなかピンとくるような会社はなく、日々悶々としていたんだけど、不思議な事が起こったから驚いた。。 普段あまり夢などはみないんだけど、その日の夢は今でもはっきり覚えている。夢でビーイングのある会社の求人広告が出てきた。モデル?とも思えるかわいい女性が足を組んでいるページだった。夢から覚めた僕は、飛び起きて、ビーイングのそのページを探し始めた。 「あったー!」その会社はまだ100名ぐらいの会社で、人材ビジネスの会社だった。僕はどんな会社なのか?と言う事より、何か運命的なものを感じてしまい、絶対受かる気がした。次の瞬間「ガーン・・・」「中途の説明会、今日が最終日だ・・・」急いで説明会参加の連絡をしたら、何とか間に合った。説明会は午後からで、今10:00。「なにか持参するものはありますか?」「履歴書、職務経歴書をご持参下さい」と、、、職務経歴書???なんだそりゃ???と思いつつ、今までの職歴をまとめたものだという事をビーイングで調べ、慌ててA4のレポート用紙に手書きで、まとめてみた。

今、考えるとこんな職務経歴書で良く受かったなーと思う。。 急いで、説明会場のある青山へ向かった。説明会には50名ぐらい参加していたように記憶している。何も事前準備もしていなかった僕は、そもそもこの会社は何をやっているのかさえ、分かっていなかったのだから、笑ってしまう。 「それでは中途説明会を開始します」という司会のかわいい女性がはじめ、会社説明を社長が始めた。

「きたー!!!」社長がでてきた時の僕は、絶対この会社は伸びると感じてしまった。 実は、この会社の説明会に来る前に、僕はベンチャー企業への転職をなんとなくだが望んでいて、何社かその当時気になっていた会社をピックアップして、バイトをやっていた事があった。入社前にバイトをして、企業チェックをしてみたのだ。今思えば、その行動は間違っていなかったように思うが、その2社のバイトでは、転職すべき会社ではないなーと感じたので、さっさっとバイトは切り上げてしまぅった。なぜかというと、経営者の方に何も感じなかったのである。。。こんなこと言ったら怒られそうだが・・・(その2社も後に公開している)

社長の事業説明が始まった。今までに会ったこともないようなオーラが出ていて、僕は社長の話も上の空で、ホモではないが、その社長に惚れてしまったんだなーこれから世の中を変える!とたかだか、100名ぐらいの会社で本気でやろうとしていた。僕は心底感動した。 ボーっとしている間に、事業説明は終わり入社試験になった。「入社試験???」「聞いてねーよ」と思いつつ、あまりのできの悪さに、がっかりしてしまった。。説明会の最後に「試験結果に関しては、合格の方には3日後に連絡します」というアナウンスがあり、説明会は終わったのである。。

かなり首を長くして、結果を待っていたのだが、3日経っても合格の連絡はこなかった・・・そこで僕は行動にでた。 「どうせ落ちているんだったら、自分の気持ちだけでも伝えよう!」そう思った僕は、合格の連絡がこないという連絡を入れてみた。「大変残念ですが、試験の結果、今回は不合格という結果になりました」「人材ビジネスの会社が面接もせずに、試験だけで合否を判断するんですか?10分でも良いので、一度面接して欲しいんですが・・・」「少々お待ち下さい」かなり長く待たされたように思った。「分かりました、一度お会いしましょう」と言われた時は、思わず電話BOXの中でガッツポーズをとってしまった。

僕が立ち直るきっかけをつくれたのは、このベンチャー企業に拾ってもらったからなんだけど、今思えば、試験に落ちても諦めずに行動したからラッキーがあったんだと思う。そんな形で入社した会社は、やはり素晴らしい会社だった。仲間がみんな若く、本当に世の中変えてやる!と全員が思っていてがむしゃらに働いてた。そんな志が同じ仲間が集まるのも、社長の人徳だし、ベンチャー企業の面白さだなーと思う。

僕はそんなベンチャー野郎な人になりたくて、そんな人たちが好きで、これから世の中を変えていくのは、そんな人たちだと思う! だから僕は、年功序列、派閥、社内政治がはびこっている今の会社とはおさらばしようと、思ったのかもしれい・・・

金もないので、運転資金はすぐになくなると思うが、どこまでやれるか!に挑戦してみようと思う。

前向いて生きていこう!一日精一杯頑張ろう!ワクワクするような毎日にしよう!今日は、僕にとって今後の事をあらためて決めた決心の日なのである。。